【お家で簡単】あぐー豚しゃぶしゃぶ用の出汁の取り方と〆のレシピを紹介
しゃぶしゃぶと言えば寒い季節は温しゃぶ、暑い季節は冷しゃぶと一年を通して楽しめる定番鍋料理ですよね。具材を切ってサッとお湯にくぐらせるだけの手軽さが魅力ですが、シンプルな調理工程だからこそ、出汁の取り方のちょっとしたコツを押さえるだけで格段においしく仕上がります。
この記事はあぐー豚しゃぶしゃぶをより美味しく召し上がっていただく為に意外と知らないアグー豚の美味しさの秘密とお勧めの出汁の特徴や作り方、調理時のコツについて解説します。
あぐー豚に限らず、豚しゃぶをする時に役立ちますので、ぜひこのブログを読んで美味しい豚しゃぶを楽しんで下さい。
※この記事の最後には当店のこだわりの詰まったあぐー豚しゃぶ専用の特製出汁の紹介もしております。
目次
あぐー豚について

沖縄県のブランド豚「あぐー」
まずは簡単に「あぐー豚とは」というお話です。「とにかく出汁の取り方が知りたい」という方は下にある『せっかく食べるなら美味しい出汁で』まで飛ばして下さい。
日本には各地を代表するブランド豚が多く存在しますが、沖縄のブランド豚と言えばやっぱりあぐー豚です。脂肪の甘み、旨み、あっさりとした味わい、やわらかな口当たりが特徴で小さなお子様から、女性、ご高齢の方にも食べやすい豚肉です。あぐー豚の脂身は融点が低く、口の中でサッと溶けてくどくないので普段は脂身を避けている方でも美味しく召し上がっていただけます。
また、一般の豚に比べて旨味成分であるグルタミン酸は多く含まれているのに、コレステロール値は低いという非常に優れた肉質を持っています。ビタミンB1を多く含む豚肉は疲労回復効果も期待されているので、夏バテしやすい暑い季節にもおススメです。
せっかく食べるなら美味しい出汁で
結論から言うとお勧めの出汁は昆布とカツオの2つです。一から出汁を取るのは難しそうに思いがちですが、ポイントさえ押さえれば誰でも美味しく作ることができます。
お勧め①:昆布
昆布出汁は上品な味わいの中にうま味成分であるグルタミン酸が豊富に含まれています。グルタミン酸はそれ自体はどちらかと言うと淡い味ですが、素材の美味しさを引き立ててくれるので素材の味を直で感じやすいしゃぶしゃぶにはぴったりです。
~作り方(2人分)~
- 昆布→20g
- 水→1L
①昆布に汚れがあれば、固く絞ったふきんやキッチンペーパーで拭く。
※昆布表面の白い粉はうま味成分なので、水で洗い流さいないようにして下さい。
②鍋に水と昆布を入れて30分ほど浸けておく。
③弱火~中火で加熱する。
④鍋の底から小さな泡がふつふつと上がってきたら昆布を取り出して完成。
※沸騰すると風味が悪くなってしまうので注意して下さい。
お勧め②:かつお節
かつお出汁は豊な風味と旨味が特徴で、うま味成分であるイノシン酸が豊富に含まれています。
昆布に比べて出汁の取り方が簡単なので料理が苦手な方でもチャレンジしやすいと思います。
~作り方(2人分)~
- 花カツオ→30g
- 水→1L
①鍋に水を入れて火にかける。
②沸騰したら火を止めて、鰹節を入れて2分間そのまま放置。
③ザルにキッチンペーパーか布をしいて、鰹節をゆっくりこす。
※鰹節をこす時にしぼってしまうとえぐみが出るので注意して下さい。
おすすめの〆とアレンジレシピ
しゃぶしゃぶを存分に楽しんだ後の出汁には、あぐー豚の上質な脂の甘みと肉の旨み、そして一緒に煮込んだ野菜のエキスがたっぷりと溶け込んでいます。この「黄金の出汁」をそのままにしてしまうのは本当にもったいないです。
ここでは、あぐー豚と野菜の旨みが凝縮された出汁を最後まで美味しく味わい尽くすための、とっておきの〆のレシピをご紹介します。山内商店がおすすめする〆は、沖縄ならではの味わいと、誰もが大好きなあの定番料理です。
王道!たまご雑炊
豚しゃぶの〆と言えば王道のたまご雑炊です。
ただ「定番」という訳ではなく、ここでもあぐー豚と卵は異なる旨味成分が含まれており、ここでも旨味成分の相乗効果で美味しいたまご雑炊が食べられます。
昆布で出汁を取ったら雑炊がおすすめです。昆布の優しい旨味がご飯に染み込み、豚肉や野菜から出た出汁と合わさることで、シンプルながらも奥深い味わいになります。卵を加えることで、よりまろやかで優しい風味になります。
~作り方(2人~3人分)~
- あぐ豚しゃぶの残り出汁
- 白米×300g
- 卵×1個
- ネギ×お好みで
①あぐー豚しゃぶの残り汁に白米を入れて沸騰させ、1分ほど煮ます。
②溶き卵を加えたら火を止めます。お箸で全体をかき混ぜたら蓋をして1分~2分蒸らして完成。
最後まで沖縄を楽しみたい!沖縄そば
沖縄のあぐー豚でしゃぶしゃぶを頼んだ後は沖縄のソウルフード「沖縄そば」で〆るのはいかがでしょうか。
山内商店では冷凍しても食感がぼそぼそにならないように瞬間冷凍した沖縄そば麺をオプションで追加することが可能です。
鰹節で出汁を取ったら沖縄そばがおすすめです。沖縄そば専門店では鰹節×豚骨で出汁を取るのが一般的なので、鰹節で取った出汁にあぐー豚の旨味の溶け出た出汁ならお家で簡単に本格的な沖縄そばが楽しめます。
沖縄そば麺が無い場合は中華麺でも大丈夫です。
~作り方(2人分)~
①沸騰したたっぷりのお湯に麺を冷凍のまま入れて、1分半~2分茹でて完成。
※あぐー豚しゃぶの出汁が多く残ったら出汁で茹でると、麺に味が染みておすすめです。
アレンジレシピ:豆乳みそ雑炊
「あぐー豚しゃぶの〆にたまご雑炊も沖縄そばも食べたことがある」という方はこちらのアレンジレシピはいかがでしょうか。
~作り方(2~3人分)~
- あぐー豚しゃぶの残り出汁
- 調整豆乳×300g
- 白米×300g
- 鶏ガラスープの素(顆粒)×大さじ1杯
- みそ×30g
—お好みで—
- かいわれ大根×適量
- ブラックペッパー(粗切り)×適量
①しゃぶしゃぶが終わったら、アクをしっかり取り除きます。
※〆用に数枚お肉を残しておくと、より贅沢な味わいになります。
②①に鶏ガラスープの素・白飯を5分ほど中弱火で煮ます。
③調整豆乳・みそを加えて弱火にかけ、全体にややトロミが出てきたら火から離します。
④あぐー豚しゃぶを添えて完成です。お好みでかいわれ大根やブラックペッパー(粗挽き)を添えて下さい。
お家で簡単プロの味!あぐー豚しゃぶ専用の特性ダシ
普段お料理をしない方にとって出汁とりは面倒に感じると思いますが、せっかくのあぐー豚なので美味しい出汁で楽しんでいただけたらと思います。
それでも面倒と感じる方や、自分じゃ難しいこだわりの出汁で食べたいという方には山内商店があぐー豚用に作った専用の特製ダシがあります。
鍋に入れて加熱するだけなので時短にもなり、簡単にさらに美味しいアグー豚しゃぶが楽しめます。
山内商店の出汁は工場長がこだわってあぐー豚しゃぶ専用に開発したレシピで、鹿児島県枕崎産の鰹節をベースに北海道産の昆布・乾燥椎茸・粟国の塩で作った無添加の出汁になっています。
複数の材料で出汁を取ることでグルタミン酸×イノシン酸×グアニル酸の黄金比率で旨み成分の相乗効果を生み出し、加熱するのではなく時間をかけてじっくり水に漬けて出汁をとっています。そして十分にうま味成分が出たところに粟国の塩を加える事であぐー豚の旨味をより引き立てます。
『あぐー豚しゃぶしゃぶを食べることだけ』を想定して作った特製ダシ。ここにあぐー豚の旨味が加わった出汁で食べるシメも間違いなく美味しいですよね。
めったに食べる機会の無いあぐー豚しゃぶしゃぶですので、ぜひ〆まで美味しくお召し上がり下さい。
あぐー豚しゃぶしゃぶは大切な方やお世話になった方への贈り物としても喜ばれています。山内商店では全品送料無料で、ギフト対応(熨斗・ラッピング・メッセージカード)も全て無料で行っていますので、ぜひご検討ください。